写真:岡 泰行
興国寺城の歴史と見どころ
興国寺城(こうこくじじょう)は、駿河・甲斐・伊豆の境目にあたり愛鷹山より延びる台地の突端に築かれた。今川氏親より城を賜った北条早雲の旗揚げの城として知られ、東駿河の拠点として歴史に度々登場する。城の南方には根方街道が走り、その北方に三の丸、さらに北に向かって、二の丸、本丸、北曲輪、東側に沼地を挟み清水郭が配されていた。城の東と南側はかつては沼地があり堀の役割を果たしていたという。近年、発掘調査が行われており整備計画が模索されている城だ。代表的な見どころとして、本丸土塁、天守台、天守台石垣、天守台上の礎石、本丸と北曲輪との間の堀切などがある。
単なる薮です。土塁と石垣を残します。戦国の英雄・北条早雲の出発点となった城です。ここなくして関東の名門・後北条氏はあり得ませんでした。見学はもちろん無料。雨の日は滑りやすいのでご注意を。
( 伊勢新九郎)さんより
残念なことに新幹線でお城の跡がぶち抜かれてしまっています。でも本丸跡は立て札が立っていて分かりました。比較的小さく登山の必要がないので簡単に見れます。
( 華有庵)さんより
本丸部分とその周辺が保存されています。天守台とその石垣と大堀切がその姿を残します。各曲輪も多少、開発の犠牲になっていますが、その立地条件などは、その地形から見て取れます。関東ローム層という富士山の火山灰でできた地質のため、土塁部分はかなり滑ります。「大堀切」はその巨大さに驚かされます。
( 関西ほうじ)さんより