掛川城から南東に少し歩いたところにあるため、見落とすなかれ。城内最大の門で楼門造りの櫓門。オリジナルは、一度、嘉永の地震で倒壊し、安政5年(1858)に再建され、明治になって民間に払い下げられたが火災に遭って焼失した。本来は約50mほど南で、平成5年の発掘調査で基礎固め石などが確認されたが、道路上だったこともあり、現在の地に平成7年6月に復元された。大手門礎石根固めの石のひとつは、復原された大手門をくぐって左手に展示されている。また、移築されていた大手門番所も戻して大手門の北側に合わせて復元されている。