能島村上水軍の当主、村上武吉の墓は武吉夫人の墓とともに、ちょっと遠いが周防大島にある。瀬戸内海で勢力を誇った村上水軍は、関ヶ原の戦いの後、消滅。能島村上水軍の当主、村上武吉は周防大島(山口県)の小さな集落で最後の3年を過ごし1604年に没した。集落近くの瀬戸内海を見下ろす山に、今もひっそりと眠っている。明治になり、武吉が著わしたとされる水軍の兵法書が、秋山真之によって日本海海戦の際に参考にされたとのだとか(詳しい場所はGoogleマップ参照)。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
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