写真:岡 泰行
滝山城の歴史と見どころ
滝山城(たきやまじょう)は、多摩川と秋川の合流点の南側に広がる兵陵、標高160mに築かれた。川沿いの岩壁を利用した平山城。連郭式山城で、土塁、堀、井戸、土橋、虎口などが残る。2017年4月に「続日本100名城」に選定された。
滝山城は現地案内板が充実
平成24年3月、滝山城内の虎口などの要所に遺構説明板が設置され、目に見えるものを中心に理解を深めることができる。また、平成28年6月に、アプリ「AR滝山城跡」を配信。遺構説明板と連動し、約450年前の滝山城の姿が見られるほか、山城の機能がうまく説明されている。
滝山城の関連書籍
書籍では、2013年に発行された『東京都の中世城館(東京都教育委員会)』がおすすめ。
滝山城の縄張図
「NPO法人滝山城跡群・自然と歴史を守る会」が、ネット上に縄張図を公開している。
滝山城の関連史跡
付近で有名な城は、八王子城。
滝山城のアクセス・所在地
所在地
電話:042-620-7378(八王子市産業振興部観光課)
開館情報
滝山城址は散策自由。駐車場は上記の通り時間制限有り。
アクセス
鉄道利用
JR・京王八王子駅下車、バス「滝山城址下」降車、徒歩3分で登山口。
マイカー利用
中央自動車道、八王子ICから約6分(3.7km)。国道16号線を北上、滝山街道を西へ。舟木町三丁目交差点に、無料駐車場有り。利用時間は8時〜18時まで。ゲートがあり利用時間を過ぎると翌日まで車を出すことができないので注意。駐車場から登山口までは徒歩3分程度(詳しくは上記Googleマップ参照)。
城ファンの気になるところ (1)

城跡は丘の上を繋ぐような形で作られていて散策に向いています。ただ、木がうっそうと茂り灯火もほとんどないので、明るい内に来ることをお勧めします。路面もあまりよくないので、靴も運動向きのものを。土塁や空堀が割とはっきり残っているので、実戦的な城郭の構造を把握したい人はぜひどうぞ。
( かない)さんより