八王子城は、天正18年(1590)、豊臣秀吉の武将、前田利家、上杉景勝らの攻撃で落城する。この時、御主殿にいた女子供が、滝の上で自刃、滝に身を投じ、その血で城山川の水は三日三晩、赤く染まったと言い伝えが残る。御主殿を見た後にちらりと見ておこう。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…