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小豆島の大坂城石垣石丁場跡

瀬戸内海に浮かぶ小豆島。この穏やかな島の風景の中に、かつて大坂城の壮大な石垣を築くための石が切り出された場所がある。

「大坂城石垣石丁場跡(小豆島石丁場跡)」は国の指定史跡で、江戸時代初期、徳川幕府による大坂城再築の際に利用された石丁場のひとつだ。島の海岸や付近の山に残る矢穴痕が残る巨岩は、当時の石工たちが精魂を込めて作業をした証であり、歴史を肌で感じさせてくれる。

この石丁場跡を訪れることは、単なる史跡巡りにとどまらない。大坂城を支えた石が、どのようにしてこの島から切り出され、運ばれていったのか。歴史的な背景も魅力的で刻まれた時の流れをたどる旅となった。

2024年12月、3回目の小豆島訪問となり、15個所の石丁場跡と島内集落に残る残石を、おおよそ写真に収めることができた。どこに何があるのかの解説は、いずれWeb化しようと思うが、まずは数枚の写真を掲載しておこうかと思う。

道の駅大坂城残石記念公園
道の駅大坂城残石記念公園

重岩(加藤家の小瀬原石丁場跡)
小瀬原石丁場
小瀬原石丁場

天狗岩丁場
天狗岩丁場

天狗岩磯丁場
天狗岩磯丁場

豆腐石丁場
豆腐石丁場

八人石丁場
八人石丁場
八人石丁場

亀崎丁場
亀崎丁場

南谷丁場
南谷丁場

西谷丁場
西谷丁場

このほか、島内8個所で残念石が保存されている。また機会を見てWeb化しょうかと思う。

(写真・文=岡 泰行)

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