山陽と山陰
ふと道すがら、山陽と山陰の話を思い出した。その昔、山口に住んでいたHさん曰わく、山陽で仕事してそのまま山陰に足を運ぶと、天気がどんより変わったらしい。山陽で晴れていても山陰は曇りといった具合で、「山陽」「山陰」とは、誰がつけたかよく言ったものだと感心していた。 「松江の七不思議」のひとつに子育て飴という話がある。松江城下で夜な夜な、飴屋の戸を叩き、一文....
写真風景の継承
写真風景の継承 その昔、筆者が駆け出しの頃、大阪城でひとりカメラを持ってうろうろしていると、遠くから大きな声で、「そこちゃうで、こっちからや〜!」と、写真好きのお爺さん数人から、バリバリの大阪弁でよく声をかけていただいた。大阪弁とは不思議なもので「そこからではなく、こちらから撮ると綺麗に見えるよ」という意味あいなのだが、声がどこから来ているのか分からず....
ここ最近の写真+α 水戸にて
ここ最近の写真+α 水戸にて 天候と開花率と遺構写真をすべて一度に消化できたら最強説。いつも通りテキトーなことを言いながら、先週の備忘禄はこちらです↓ 水戸城と徳川斉昭の偕楽園と弘道館の梅を観に旅に出た。 水戸は、都会慣れしていて必要以外のことは話さない土地の印象を受けたのも束の間、話しかけられ率が半端ない。 「明日は休日だから芋洗だ....
城の写真の整理方法は?
城の撮影後の写真整理は? 筆者も若いときは、石垣のドアップでもどこの城が覚えていられたが、今やすっかり忘却の彼方。近世の城の城内の写真なら、アングルの中にヒントとなる背景や遺構が写っているので、忘れた頃に後から何を移した写真か判別しやすいが、近世の城でも城下の写真や移築城門となると、どこのものか分からなくなるケースがある。 まして整備されてい....
城と桜の撮影と備忘メモ
城と桜の撮影 これまで当時は城に植えられていなかった桜を、積極的に撮影することは無かったが、ご要望をいただき、2016年から城と桜を撮り始めることにした。筆者の知る限り、たとえば弘前藩では、京都の嵐山から桜を取り寄せていたり、朝倉氏の一乗谷では、足利義秋を招いた際に糸桜をながめる宴を催したり、竹田城近くの立雲峡には、城主が観賞用に桜を植えさせたりと、歴....
城の遠景撮影スポットを探す方法
城の遠景撮影スポットを探す方法 城の撮影は、定番アングルはもちろんだが、望遠レンズを持って行くと、城を愛でる楽しみが広がる。かわりに荷物は増えるのだが…。 遠景撮影スポットは、基本、足を運んで探すしかないが、多少のコツがある。まず高層階のビルからの撮影を狙う。アングルが得やすく、また城に隣接していれば見下ろす形となり、近世の平城になるほど、城郭全....
城の見方と撮影を学ぶ『姫路城ツアー』
城の見方と撮影を学ぶ、『姫路城ツアー』中日ツアーズ主催、名古屋発1泊2日 城カメラマン、岡 泰行(プロフィール)による城の解説と撮影ガイドを楽しむコースです。日本で初めて世界文化遺産となった姫路城。先人たちの知恵が詰まった見どころ解説を中心に、城内随所で主要撮影スポットをめぐります。また、城外から美しく見られるスポットも巡ります。 出発日....