Webが始まった1996年から、「城」「戦国」ジャンルを独自の切り口で盛り上げてきた強者に敬意を表し、個人が自伝として書き下ろした意欲作を中心に約100サイトをご紹介。城戦国の個人サイトの歴史です。自治体や博物館、資料館サイトも含まれていますが、その昔は各所のWeb担当者が、インターネットの繋がりを大切にした古き良き時代でした。おおよそ、時代順に並んでいます。
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rek -歴探-
「歴史というのは、色々なアプローチができる面白いアイテムだ」と語るWebMaster 高村さん。思いつくまま歴史に関するアイデアを書き出し、整理・検証していくといった、まさにブレーンストーミングの足跡がしっかり見られる興味深いサイト。
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歴史の歩き方
「斎藤道三が見た金華山を歩く」「羽柴秀吉が見た長浜を歩く」と興味のわくページがずらり。歴史上の人物を軸に各地を訪れたくなるサイト。ゆかりの地を解説しながらルート案内も。
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日本古城友の会
昭和38年設立の「日本古城友の会」のサイト。古代・中世・近世の城であれば、どこでも行くお城好きが多く集い、毎月の見学会や機関誌発行など会員相互の情報交換を欠かさない歴史のあるアクティブな会。
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戦国倶楽部
関ヶ原をこよなく愛するサークルサイトで史跡めぐりが好きな人が集まる。関ヶ原の面白さに惹かれたという管理人 佐吉さんはBS熱中夜話「関ヶ原」 に出演したというから情熱が深い。年表などの関ヶ原の基本データはもちろん、「戦国しりとり」や「クイズ」などお楽しみどころも。
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島根県邑南町の城跡
毛利元就、石見高橋氏、出羽氏が激しく争った島根県邑南町地域の城跡を特集するサイト。貴重な縄張り図もしっかり掲載。「山城の跡には計り知れないロマンが潜んでいる」と語る WebMaster 太田さんが創るサイトで特筆すべきは紹介文。城の臨場感がたっぷり伝わってくる、城めぐりの魅力がそこにある。
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城郭写真記録
「自身の歴史の勉強に」と語る WebMaster 成田三河守さんが創るサイトは、愛知県の城館の掲載数が千を超える半端ではないボリューム。一方、近世の天守や櫓・石垣の美しさに、特別な思いを寄せて観賞している姿が、見事にサイトに表れている。その美しさを留めておくかのような写真が城の魅力を語る。
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KemaAkeの全国城めぐり
公共交通機関利用で主要駅からのルートをしっかり記載するなど、すべては、はじめて訪れる人のために分かりやすく工夫されている。小田原出身の Web Master KemaAkeさんは「細かい装飾などの建築技法に魅力を感じる」と語る。写真も一枚一枚丁寧に撮影されているから、その姿勢がちょっとすごい。
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日本の城めぐり MARO参上
サイトを見る人に「城に行きたいという気持ちになってほしい」と語るWeb Master MAROさん運営サイト。昨今の現地看板の写しが多い城サイトの中で、解説文は各城MAROさんが執筆する個人サイトのあるべき姿。城を楽しむためのポイントが気持ちよい。クリエーターが創るだけあってデザインも見やすいぞ。
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城攻めカウントダウン
「自転車で城を巡る」そのスタイルは城ファンなら、一度は経験している。そう、折りたたみ自転車は、鉄道では手荷物の扱い。最寄りの駅から城を攻めると、その規模を短時間で把握するのに役立つアイテムとなる。城のポイントを解説しながら自転車でめぐるコンテンツは、現実味たっぷりのお城めぐり。カメラマンも同行するなど時間をかけてしっかりと作り込まれ楽しめる内容だ。そのほか小田原城・箕輪城・甲府城などビックな城がピックアップされているぞ。第10回大阪城では、弊サイトの岡がガイドを担当。モチベーションを保ちながらコンテンツを
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日本の城ペーパークラフト開発日記
城のペーパークラフトの設計者、石原さんのサイト。全国の文化財をもっと広めたいとはじめたペーパークラフトの設計は、12城14品目(2011年11月現在)。安土城・広島城・長浜城・佐倉城・岡山城・弘前城・彦根城・岐阜城・清洲城など。戦国好きが作るだけあって、造形は各々の城らしさが醸し出されている。創建時名古屋城・名古屋城本丸御殿・寛永度江戸城など、ちょっとこだわった逸品もあるぞ。はじめて挑戦する人向けに写真付きの解説も嬉しい。