1位:姫路城(215票) 2位:安土城(140票) 3位:熊本城(136票) 4位:松本城(83票) 5位:大阪城(73票) |
1位:大阪城(230票) 2位:江戸城(145票) 3位:名古屋城(75票) 4位:熱海城(46票) 5位:墨俣一夜城(39票) |
名古屋城 展示物が非常に良かったし、外観もカッコいい。
広島城 城の受付がやる気なさそうだったし、中にあるお土産ショップに店員がいなかった。展示物は刀ばっかり。鎧を体験試着できたのは良かった。
広島城 地元として愛憎が入り交じる城。 天守に於ける逓減率の均等さはその美しの特徴であり、均整のとれたその三角形で見る者にしなやかさと安定感を同時に与える希有な城。本来ならば下見板は黒漆塗で、軒先きは金瓦で飾られ東と南に同型の小天守を従えており当時のその姿はまさに壮観だったであろうことは想像にかたくない。 関ヶ原以前に作られた数少ない大城郭の一つで、特に石垣に於いてその普請技術の過渡期がみてとれる。また望楼型天守として同重同階(五重五階)もまた例が少なくめずらしい。 そして近年、馬だしとしての機能を持つ二の丸の建築群が木造で完全復元されたことは大いに喜ばしい。明治期に旧陸軍が作成していた図面をもとにしての復元ということでその詳細さ、すなわち当時そのままという信憑性、歴史性が高いという意味に於いて城好きにしてみればかなり貴重ではないだろうか? 城は軍事・政治拠点から現在では町のシンボルとしての機能を持つ。上記は地元としての贔屓目の意見だが、城の好き嫌いの最も大きな要素はやはりこの地元という一点に大きく掛かっているのだと思う。
広島城 地元として愛憎が入り交じる城。 ほんの六十年前までここに国宝天守が存在していたことを考えると残念でならない。明治維新後この城は余りに多くのものを失いすぎた。現存するのは内堀以内の本丸・二の丸趾のみだが創建当時は更に中堀および川を利用した外堀に囲まれておりその規模は現在の十倍に達していたという。近代化のためには当時全国でそうであったように致し方のないことであったのかもしれないが、当時の規模を思うとやはり現在の状態には失望を感じざるを得ない。 現在、本丸御殿趾は日清戦争時の大本営趾と名を変えて今に至っており、本丸下段には護国神社が腰を据えている。もちろんこれらも激動の歴史の一つとしてまさにもう「歴史」の一つとなっており尊重すべきものかもしれないが、城好きの一人としては城を荒らされたような気になってうれしくないのもまた事実。城趾は町のシンボルとして長い年月をかけてでも忠実に再現して行くべきだと考える私にとってかけがえのないところ、現在の状態が本当に残念。