岸和田市野田町の岸和田古城を訪れるべし。岸和田古城は、現在、石碑と解説板があるのみ。かつて日照山と現地で呼ばれていた小さな丘が城跡で、堀跡と思われる窪みから一段高くなった曲輪があり、そこに石碑が建てられていた。平成18年(2006)〜19年(2007)にかけて発掘調査が行われ、濠や土塁、竈跡が発見された。古城図に一致する部分が多く、日照山が中心部の本城(本丸)である可能性が高まったそうだ。現在は宅地開発で姿を消し、大正10年から日照山に建てられていた「和田氏居城伝説地」の石碑が、住宅街の一角にひっそりと建つ。