伊賀上野城の城下に、武家屋敷「旧赤井家住宅」がある。赤井家はもともと黒井城の城主だったそうで、京都で蟄居していたところ、藤堂高虎に召し抱えられたそうだ。2010年、赤井家の子孫が、この赤井家住宅を伊賀市に寄贈した。近年、整備が終わり公開されているが、あまりに綺麗すぎて、長屋門以外、昔の面影や風情が見られないのが、ちょっと残念だ。伊賀上野には、観光マップによっては武家屋敷が3つ記載されているように見えるものもあるが、「入交家住宅」とここの2つだと覚えておこう。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…