潮待ちの港と栄えた鞆の浦。その港を見おろす位置に築かれたのが鞆城だ。村上水軍が築いたのが始まりと伝わるが定かでない。慶長5年(1600)、福島正則が城を改修し近世の城として生まれ変わった。一国一城令により天守は三原城へ移されたという。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…