筆者は兵庫県の出身で、中学生の頃などよく尼崎文化会館まで市を超えて自転車で遊びに行っていた。その頃はすっかり都市開発されたこの付近に尼崎城があったことを知らず、城に興味を持ってから随分驚いたものだ。それほど痕跡が無かった。海に面した近世城郭で大阪城の守り、国道43号線付近に街道があり、それも城内に取り込んでいた。城の規模は、なかなか想像しずらい状況だったが、尼崎城址公園が整備され土塀と水堀が西三の丸のおおよその位置で再建して20年ほど経ち、2019年3月に尼崎城天守が再建、2020年10月に尼崎市立歴史博物館がオープン、尼崎の歴史が分かりやすく目に入るかたちにするために、尼崎市と地域で何十年もかけて地道にアップデートしてきた。今回は先日オープンした「尼崎市立歴史博物館」を城ファン目線でご紹介。
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